彡(゚)(゚)(生技のおにいちゃん)

某社の生産技術部で量産を支えている、せいぎのおにいちゃんのブログです

思考展開図で考えることの重要性

思考展開図とは

実際の設計という本に書いている、創造的な設計を行う時の思考のフレームワークのこと

何かを設計する時に、下の図のようなフローで考えること。

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この考え方が有効だと思うのが、何をしたいかという目的を考えるところと、どうすれば実現できるかを考えるところを別々に分けているところ。

この思考展開を活用することで、色々な効用がある。

一つの目的を実施するために何をすれば良いのか、複数の案を考えることができる。

例えば、何かを切断するために良い刃(機構要素)を必死に探している時に、一度機能要素にもどって考える(これを上位概念に登ると言ったりする)。すると、物を分離することが機能要素であって、そのための機構要素としては、レーザー切断等、他の手段にも気づける。さらに、切るものが樹脂とかだったら、鋭い刃でなくても熱で切るとかもできる。。等、視野が広がって色々な手段を考えることができる。

視野を広く考えることができる

人に何か聞く時にも、機構要素で聞くよりも、機能要素で聞いた方が色々と別案や自分の気づいていない視点をくれたりする。

(例えば、よく切れる刃はありますか?って聞くと、そんなもの持ってないと言われる場合も、切りたいのだけど何か良い方法は無いですか?って聞けばレーザー切断機があるよって教えてくれるかもしれない)

検索する時にも、何をしたいのかということで検索すれば、手段は色々とヒットするが、機構要素で検索すると、他の機構要素がヒットしなくなってしまう。

周りの人に考えを伝えることができる

思考展開の図を展開することで、なぜそれをするべきなのかを周りに伝えることができる。

引き継いだ時にも、なぜこのような構造になっているのかということを残しておくことで、引き継いだ人にすぐに理解してもらえるようになる。

業務の中で思考展開ができなくなる

だが、普段業務をしていると、何をしたいかという目的と、どうすればそれができるかという手段がごちゃごちゃになってしまう(手段が目的になってしまう)。

左側の機能領域ではなく、右側の機構・構造領域のところでもがいてしまう。

そして、何をすべきかという目的を忘れて、狭い視野で苦しんでしまう。そして、別の方法もあったのにと後悔したりしてしまう。

なぜ思考展開できなくなってしまうか

  • 右側のことで忙しい

まず、業務の中で右側の機構・構造領域のところを実現するために、考えることや、やること、手配することが多すぎて、左側の機能領域を考える余裕がなくなってしまう。

  • 何ができるかという制限が大きい

上位概念の何をすべきかというところから考えることで、色々と手段を検討できるのは確かだけど、実際は色々と制約が多くてできないことが多い というより、現場でできることが少ないので、そこから考える癖がついてしまう。つまり、右側の機構・構造領域から考えてしまう。

どうするべきか

普段業務する時に、まず上位概念で考える癖をつける。

できるだけ、機能のところで考える。

そして、そのドキュメントを残す。簡単なもので良いので、とにかく残す。そして展開する。

現場でやっていると、思考展開法ができなくなっていってしまう。。。ということを意識して、できるだけ意識して思考展開を使うようにしていきたい。